〜JCBポジティブアクション推進委員会の活動から〜

JCBのポジティブアクション推進委員会について(前半)
   株式会社ジェーシービー人事部 谷本香織さん
 
プロジェクトが始まったきっかけ

  JCBは社員の約6割が女性で、派遣社員等も含めると女性の比率はさらに高くなります。一方で、経営層に女性が少ないという現状がありました。そこで、もっと女性に活躍して欲しいという思いから、このプロジェクトが始まりました。
 プロジェクトのきっかけは女性の活躍推進でしたが、結局は、男女ともに働きやすく、能力発揮できる職場にすることを目的として、2004年の12月から1年間の活動を行いました。
 ポジティブアクション推進委員会を立ち上げた理由は、経営主導、人事部主導で実施したとしても、なかなか現実の意見が反映されないのではという思いがあったからです。
 推進委員会を立ち上げることで、当事者である各職場の方が実際に働きやすい環境や仕組みを整えることで、真に働きやすい職場の実現を目指しました。
   
 推進委員会のメンバーは公募形式で募集しました。但し、メンバーには男女、管理職非管理職まんべんなくいることが望ましかったため、メンバーがバランスよく集まるように人事部からも多くの社員に声をかけ、趣旨を直接説明してメンバーにならないかと誘いました。
 初めての試みだったため、当初集まった推進委員会のメンバーはわずか20名程度でしたが、年間の活動を通じて、口コミでメンバーを増やしていきました。これは推進委員のミッションのひとつとしていたこともあり、最終的には約40名、男女の比率が半々ぐらいになりました。
 実際の活動は、青山、三鷹、大阪の3つの拠点別に分科会を設け、分科会ごとに働きやすい職場にするために現状分析〜提案までを行いました。各分科会には必ず分科会長として役員が任命されていましたし、事務局である人事部も必ず分科会の集まりには参加していたので、分科会の意見や考え等に適宜アドバイス等を行い、内容をブラッシュアップしながら進めていきました。
  また、月1回は青山、三鷹、大阪の各分科会合同で定例会議を開催し、各分科会の取組み内容や進捗状況などを必ず共有しました。
  
社員が自由に発言することに経営陣も人事部も向き合った

 当初は議論があちこちに行き、なかなか進まなかったというのが現状です。理由としては、推進委員会は管理職や非管理職といった立場や世代、そして性別の異なるメンバーで構成されていたため、そういったメンバーで職場について議論するということがほぼ初めてに近かったこともあると思います。また、直接会社に対して意見を述べる機会も少なかったため、いざ何かしようと考えると、「あれもしたい」「これもしたい」と個々人の思いが強くでたこともあると思います。
 そこで、まずは自由に意見を言い合ってもらいました。また、取り組みたいこともいろいろ語ってもらいました。ある意味ではいい発散の場になったと思います。
 議論を何ヶ月か重ねていくうちに、分科会ごとに意見がまとまってきました。合同定例会で毎月進捗報告をしていましたが、活動開始から半年目に中間報告として、ポジティブアクション推進委員長である社長および役員に対して途中経過を発表する場がありました。中間報告の日が迫ってくると、自分たちの意見の裏づけをとらないといけないという気持ちが高まり、前向きにアンケートや座談会等を実施しはじめました。
また、合同定例会でも分科会ごとに実施したアンケートや座談会といったアクションを報告しあっていましたので、刺激を与え合ったことも事実だと思います。
 
 活動開始から半年目に実施した中間報告会では、現実の声をもとに自分たちの職場の課題とそのために何をすればいいかという提案の途中経過を発表しました。
 社長に対して直接意見を言え、また自分たちで調べてまとめたことに対して、社長から真摯な意見とぜひ提案内容を進めてほしいといった回答がもらえたことは、一つのキーとなる出来事でした。推進委員メンバーもこの報告会をうけて、具体的に何をしようかといった議論のモードに変わったように思います。 

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