<平賀さんより>

仕組み化することで、自分の思いを社内で継続するものに

Q.CSRをどのように社内に浸透させていくか?

 事業を通じた社会貢献が究極の目的だと思うからこそ、仕組み化が必要だと考えました。例えば、寄付だと会社の利益が出なくなると止まってしまう。業績の悪いときも続くことが大切ではないかと考えました。
  視覚障害者にとって、らくらくホンがなければ、電車の乗り換えも不便になり、外出ができなくなってしまう。切れてしまっては企業として駄目で、継続することが大切です。 

 ユニバーサルデザインの位置付けは曖昧だからこそ事業に落とし込んでしまえ!と考えてきました。
  ちょうど、CSRというのは、事業も、環境も、社会貢献も入った全体的な概念であり、ユニバーサルデザインという全体的な取り組みとつながっていました。タイミング的にも色々な経営雑誌などでも取り上げられるようになってきた。社内に導入するには、タイミングも重要であると思います。
  社員にしてみると、「環境」と言われても携帯電話とは関係ないと思いがち。よって、自分たちの仕事と環境問題などをうまく結びつけてあげることで社内への浸透を加速させることがのが大切でしょう。

 最近、自分はちょっとした実績をつくれたので、後輩に引きついでいく必要があると考えています。社外からユニバーサルデザインや障害者団体の電話があると「平賀さん」とご指名になっている。それはは嬉しいことですが、それも課題ではないかと感じています。大星さんは、次の人が育つことが大切だと考え、後輩を育てる研修を行なったりしていました。もう少し社内の仕組みを整え、後輩を育てたら部署を変わってもいいかもしれません。
  後輩をきちんと育て、自分の作り上げた仕組みを維持させるだけでなく、更なる発展させてほしいと考えています。

一人でやろうとしない。現場を共有することで巻き込む

Q.社内の仲間やメンターは?

 若い人と仕事をするのが新鮮で好きです。その意味で、メンターは後輩ですね。
  もちろん、社内でうまくいかず、つぶれそうになった時もあります。会社の価値観が正しいのか、自分や若者たちの意見が正しいのかということがぶつかった時、慶応の学生調査チームから社員になった人と飲みに行ったりして、どちらが正しいかと考えたりしていました。
  後輩ができてくると、自分が成長しないといけないと感じます。自分も先輩にかわいがってもらったと考えると、後輩のために自分が成長しないとなと思います。

 一緒に盲学校に行っていた仲間は、営業など各部署にちらばっていました。同じ思いを持つ人が各部署に点在していたのも成功要因ではないでしょうか。
  「一人でやろうとしない」のは大切だと思います。会社は役割分担がされているので、 巻き込むことがすごく大切。実現のために、担当や力関係など様々な点からキーとなる部署があるはずなので、そこの人をどう巻き込むかが重要です。

 社内のキーパーソンは、社内営業で見つけてきました。キーパーソンだと思った人には、「一緒に視覚障害者の意見を聞こうよ」と気軽に誘います。実際にユーザーの声を聞くと、意識は変わりますので、そこから仲間になっていきました。

 巻き込むには、実際の事例をみせることが大切です。
  会社によっては、手話サークルなどがあるので、その人達を巻き込むなど、仲間づくりを最初に行なうことが大切だと思います。

 また、自分がついたのは女性の上司が多く、多様な環境を体験できたのも大きかったかもしれません。例えば、「こうあるべきですよね、こうですよね」というと、社内の論理よりも社会的価値観から話を聞いてくれて、認めてくれた。それにはとても助けられました。

<<前へ次へ>>
第3回index

今後も、このような、「働く」をみんなで考え話し合っていくような座談会を、開催していきます。参加ご希望の方は、まずは、コミュニティにご登録ください。
⇒ 登録はこちらから
トップページ

トーク&座談会
第4回 サイバーエージェントで働くということ
第3回
 大企業にいる自分だからこそ生み出せる商品やサービスづくりに挑戦する
第2回  発想を変えれば会社・上司との関係も変わる!
第1回  銀行員がFMとのコラボを仕掛ける! 速報!

 

Voices from Community
登録者から寄せられたメッセージを紹介
若手社会人座談会
若手会社員やITベンチャー経営者などが集まり、「働く」の今とこれからを渋谷で話し合う
コミュニティ登録
メールニュースをお届けします
主催:Work-Life Innovators' プロジェクト
Copyright(C) 2005 ETIC. All rights reserved.